カポエイラ:技の分類①前回転

こんにちは、Griloです。

木曜日に更新しようと思っていたのですが、

体調不良で寝込んでしまい、

遅れてしまいました。

本日は回復基調。

今年の風邪は結構流行っているみたいですね。

寒さも堪えるし、気を付けたいものです。

 

さて、

先日書きました基本の動き6種類ですが、

今日はそのうちの1番、前回転についてお話します。

ですがその前に前回転とは何ぞや、

というのを具体的に技にしたのがこちら

当団体では”ホンダナ”と呼んでいる技です。

要するに、前転方向に回る側転(カポエイラで言えばアウー)

ということになります。

この動きは、たとえ1000回アウーを練習しても、

全く身につきません。

ただ、だからと言って必要な技術は決して多くはありません。

この技を身につける際に必要な技術は3つ、

1、頭・背中・脚を反らせる

2、腰の位置を固定する(身体の形を固定する)

3、右手・左手の地面に着く位置を離す

この3点に意識がきちんと通れば問題なく出来ます。

中でも1番大切なのは、

1、頭、背中、脚を反らせる

という部分です。

人間、起き上がりたくなるとどうしても頭を先に起こそうとしてしまって、

顎を引いてしまいます。

ですが、前に回転したい時は、逆の動きをしなければいけない。

なぜなら、顎を引いてしまうと背骨が丸まり、

腰が落ちてお尻が地面についてしまうからです。

そのため、前回転を実践している際は、

頭は後ろに反らせる必要が出てきます。

それによって頭から足先までアーチが出来上がり、

それが下から身体を支え、

初めに作り出した回転エネルギーを余さず起き上がるエネルギーに伝えてくれます。

この動作を無駄なく行うために必要なのが、

2、3、の部分。

2、腰の位置を固定する

これが出来ないと、身体が地面に落ちないように回避動作をしてしまいます。

人間の身体って、背中から落ちそうになると、

何とか回転して避けようとするんですね。

ですからそれを自分の意思で身体の形を固定する必要がある。

一度固定出来て起き上がれてしまえば、

身体は背中から回っても怪我をしない、危険では無い、

という情報がインプットされるので、

後は問題が無くなります。

要するに最初の無意識の恐怖心との戦いを、

意図的に抜けられるかどうか、

恐怖心のあるなしに関係なく腰の位置を固定できるかどうか、

というのがポイントになります。

3、右手・左手の地面に着く位置を離す

は、起き上がりの際に必要になります。

身体を反らせる動作が完成していたとしても、

身体の硬さには個人差がかなりあります。

背中側が柔らかい人は両手を同時に地面についても難なく起き上がれますが、

背中が反りにくい人などは身体が起き上がるエネルギーをロスしてしまいます。

簡単に言えば、円(背中が反る)は転がるのに支障ないけれど、

台形(背中が反らない)は転がると止まる、という事です。

そのため、右手・左手を着くタイミングと距離をずらし、

後からついた手と腰・脚でアーチの距離を近くする事により、

そのエネルギーのロスを補う事で起き上がりを容易にする、

という事です。

これらによって、前回転の基本の技術が身につきます。

もちろんここから派生があるわけですが、

基本が押さえられれば、

取り組み方は似通ってきますので、やはり基礎が肝要ですね。

 

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