こんにちは、Griloです。
唐突な話ですがつながりの重要性、というのを最近はとみに感じるようになりました。コロナによって直接の関係が分断されがちな昨今にあって、僕らはその所在が曖昧になり、なんとなく宙ぶらりんというか、そこはかとない不安感のようなものを感じていると思います。
会社は以前のように場所に縛られなくなり、仕事は自宅で。飲み会やイベント、人の集まるレクリエーション開催されず、友人と気軽に会おうにも何か目に見えない透明な障壁が一枚自分と相手との間に現れたかのような違和感がつきまとう。地域はもとより核家族化して親類もまた距離が出来ている現代社会においては、この分断は精神的にいささかきつい。
そういった中でカポエイラのコミュニティがその不安を払拭する役割を少なからず担っていることを感じています。マスクのおかげで濃厚接触にはならず、ジョゴはお互いに触れ合うことなく、しかして自分たちが同じ空間や熱量を確かに共有していると感じることが出来る。あるいは直接スタジオに来ることはできなくとも、その社会的繋がりをオンラインのレッスンを通して感じることが出来る。つながることの安心感。
先日、関東のACCCでは2021年Tシャツを作成しました。イベントなどは全くない今年の団体にあって、皆さんお互いの繋がりを確認するかのように、いろいろなカラーのTシャツを思い思いに選んでいました。そんなことも見るにつけ、これからはコミュニティの時代、それも、自発的に選択したコミュニティの時代であるな、と思わずにはいられませんし、あらゆるコミュニケーションの手段を持っているカポエイラが、様々な人の人生を彩る助けとなるのではないかと期待をしています。