こんにちは、Griloです。
毎週木曜日にこのコーナーを更新しております。
今回は、引き続き基本となる6種類の動きその2、
後回転です。
まず、後回転という動きそのものですが、
こんな感じになります。
カポエイラといえば、
という位お馴染みになりつつある、
マカコという技です。
ブレイクダンスでもマカコと呼ぶんだとか。
そのくらいポピュラーと言っていいと思います。
この動きは初めて見ると非常に難しそうに映りますが、
実際の技術はとてもシンプルで簡単です。
先ず、つま先立ちでしゃがんだ姿勢をつくります。
次に、回転軸となる手をお尻の真後ろにつきに行きます。
その軸になる手を地面に置いた瞬間に、
骨盤を真直ぐ天上方向へ急激に加速させて飛び上がり、
それに合わせて残っていた手を耳の横まで振り上げます。
この時、軸となる手に重心をしっかりと移動しておくことがポイントです。
簡単に言えば、
1、手を置く
2、身体を真直ぐ天上方向へ反らせる
3、残りの手で身体を真直ぐ後に引っ張る
の3点が押さえられれば、マカコは完成します。
「なんだ、カンタンじゃん!」
そう、カンタンなのです。
問題は、恐怖心。
マカコをやりたくても出来ない、
という人は沢山居る訳ですけれども、
その問題の9割は恐怖心から来ていると考えて間違いないです。
即ち、後ろに回ると回避動作を無意識にしてしまう。
身体を捻じってしまうんですね。
そうすると自然、後ろには回らず、側転になってしまったりする。
じゃあ恐怖心があったら出来ないのか?
というと、そういう事では有りません。
自分の中に恐怖心というのが在ると認識するのが大事。
その恐怖心を認識しながら、
技術的なことをしっかりとトレースすることが求められます。
別に怖くて良いんです。
「怖くない!」とか自分い言い聞かせる必要はありません。
根性とかも要りません。
1、手を着いて
2、骨盤を真直ぐ持ち上げ、
3、残りの手で真直ぐ引っ張る
をちゃんとやれば、自然に形になります。
身体が逃げたがるのを、意図的に押さえて、
真直ぐに回るように指示を出せば、
形が出来上がります。
とはいえ、初めは不安がつきものですから、
練習する際にはマットなどの緩衝材がある所で、
練習すると良いですね。
次回は「独楽回転」を取り上げていきます。