こんにちは、Griloです。
ブラジル渡航レポート第2回目はバチザドについて。
僕は前回ブラジルに行ったのは4月、5月の2か月で、
サンタカタリーナ州の第一回目のバチザドには参加したんですが、
本部のバチザドに参加するのはこれが初めて。
果たして日本との違いは如何に、と思っていたのですが、
実際参加してみると、想像以上に「違って」いた。
新しい帯を得ることに対する生徒の心構えの違いや、
歌の持つエネルギーが日本と比べて圧倒的に大きいこと、
数々のリオに住むメストレ達の参加ももちろんだが、
多分一番の違いは生徒一人一人の自主性なのだと思う。
一人一人が、自分が主役としてバチザドを創る姿勢で臨んでいる。
それ故に、歌が、ジョゴが、どれもが力強い。
場そのものを皆で共有している、エネルギーの大きさが、日本とはまるで違う。
今回、大阪のエスコーピオンがコントラメストレ(師範代)に昇段して、
その場に立ち会う事も出来た。
以前は「コントラメストレが日本で昇段しないのは何故か?」
と考えていたのだけれど、
これはここに来ると納得する。
コントラメストレの帯を日本で貰っても、全くもって嘘くさい。
本場のメストレやコントラメストレ達と、エネルギーが充満した空間で相対しないと、
あれは価値が出てこないのだと思う。
それに、これだけの数のメストレ達相手にジョゴができる時間なんてそう多くない。
是が非でも、ブラジルで昇段したくなるというモノだろう。
文字というメタ情報でアップしてみると解るのだけれど、
全く情報が乗り切らない。
文字情報にするとエネルギーが死んでしまう。
この辺は残念なところで、実際ブラジルに行って体感してもらうしかない。
あと、面白かったのはバチザド後のフェスタ。
シュハスコをやりながら夜通し飲めや歌えや、あるいはホーダになるのは想定内だったけど、
翌日のお昼過ぎ、フェスタの出し物が終わったらまさかの流れ解散。
「え?このタイミングで帰るの?」
というタイミングでゾロゾロとみんなが帰っていく様は独特で、
「締まらない」とも「余韻」とも何とも言い難い感じだった。
ともあれ、いずれも直接体感しないと解らないもの。
機会を創って、ブラジルまで行ってみると良いと思います。