こんにちは、Griloです。
今日はカポエイラに取り組む上での在り方のお話し。
カポエイラの持つ様々な型って、
その一つ一つが言語であり、文法であり、
メッセージを届けるためのコミュニケーションのツールだと思うんです。
普段の型の練習はその言語運用能力を上げるためのトレーニングで、
ジョゴはそのコミュニケーションの現れ。
そしてそこで表現されるべきは、
その人の在り方だと思うんですね。
その時にクローズアップするべきものって、
心、では無いと思うんです。
どちらかというと直観であるとか、
その瞬間にあるもののテクスチャー、
それを切り出すのが大事であると思う訳です。
心、から動こうとする人は、
いつもコロコロと揺れ動く心に囚われてしまいます。
「上手く出来ているだろうか。」「相手は自分とジョゴをしていて楽しいだろうか。」
「目立つことが出来ているか。」「格好悪い動きはしたくない。」
「出るのが恥ずかしい。」「自分なんかが割って入るのは烏滸がましい。」
全て心の動き。
それは多分その人自身とは別のモノだと思うんですよね。
そうでは無くて、あくまで直観的に表現したいものを型を通して現す。
相手の存在を感じ取りながら、自分の表現したい事柄を余すところなく出していく。
それが大事なポイント。
別に上手くなくて良いんです。
誰かの目を気にして動くのは止めて、
自分自身の中から出てくるもの、その場に流れているものに委ねること、
自分は表現者として在るのだ、という姿勢でいるという事を続けると、
その人らしいエネルギーが現れてくると思います。